買い付けエピソード&店主が実際に見て、感じたままのベトナム発見日記!


べとなむDiary 特別編へ



Vol.9 ありえない!! (2004.2.6)

ジアを旅していると「もう、ほっといて!」というくらい色んな人が話しかけてくる。
最初は話しかけてくる人はほとんどが客引きや物売りでロクなヤツじゃない!と思っていたのだが、
ただ外国人に興味があるだけの普通の人も案外多かったりする。ベトナムも類にもれず、人なつっ
こく好奇心旺盛な人が多い。
以前、ホーチミンでベトナム人の友人と歩いていると、一人のおばちゃんがニコニコしながらス〜ッ
と寄ってきて、私の腕をナデナデしはじめた。予想外のおばちゃんの行動にビックリし「何なの?」と
友人に聞くと「色が白いね〜って言ってるよ」という事であった。日本でいきなり知らない人にこんな
事したら「危ない人」あるいは「変な人」である。しかしこのおばちゃんはなおもニコニコして、言葉が
通じようが通じまいがおかまいなしに私に向って何か話しているのだった。
でも、ベトナム人同士でも仲良さそうにしゃべっているから知り合いなのかと思ったら「全然知らない
人」という事もよくあるので、こういう事は外国人に限った事でもないようだ。
これもベトナム人の友人と食事をしていた時の話だが、宝くじ売りのおばさんが宝くじを買ってくれと
やってきた。いらないと首を振ると、おばちゃんは「もうやってらんないわ」といった表情で、友人に向
って何やらベラベラとまくしたてた。よほど何かウップンがたまっているのかなぁ?と思い見ていると
そのおばちゃん、テーブルにあった友人のビールジョッキを手に持ち
「ぐびぐび〜」っと飲み干してしまったのだった。私はしばしあっけにと
られていたが、何事もなかった用におばちゃんが去って行くと、もうこ
らえきれず大爆笑してしまった。友人は「くれ」と言われたからあげた
だけのようだが、こんな事日本ではありえないだろ〜!!だって知ら
ない人なのに・・・しかし私は段々このおおらかさ(いい加減さ)に妙な
心地良さを感じるようになってしまった。なので、滞在中はとにかくほ
っといてくれないベトナムの人達を「うるさ〜いっ!!」と思う事があっ
ても、帰ってくると東京がもの凄く静かで冷たい場所に思えて寂しくな
ってしまったりする。
子供に「知らない人と話をしちゃいけません!」
と教えなきゃいけない今の日本では考えられないおもしろさとあった
かさがあるからなのかな〜。

ホーチミンのなべ屋さんで犬がいたのでカメ
ラを向けるとなぜか店員さんが大はしゃぎ!
犬カオつぶされてる・・・



Vol.8 苦あれば楽あり^_^; (2004.1.13)

ハノイでの初めての買い付けはとっても充実!良い品物が色々見つかり、日中34℃の暑さの中
張り切ってあっちこっち歩き回っていた。しかし、ハノイ最後の夜、とうとうやってしまったのだ。
ベトナムには何度も行っているが、屋台物を食べても氷入りの飲み物を飲んでも1度もお腹を壊
した事がなかったのが自慢だったのに、夜部屋に戻ると嫌〜な冷や汗が・・・。うぅぅ、お腹痛い!
何が決定的な原因かハッキリ分からない。かなり疲れていたから抵抗力が落ちていたのだろうか?
結局一晩中半べそ状態でベットとトイレを往復。こうなったらずっと便器に座っていようかとも思った
がそれはさすがに切ないのでやめた。明け方やっと落ち着いてウトウトしてきた〜と思ったら容赦
ない「ブ〜ン、ブブブ〜ン!!」というバイクの騒音が・・・。あぁ、とうとうほとんど一睡もできず朝に
なってしまった。

1日ベッドで寝ていたい気分だったが、そうもいかないのでかなりへこみ気味でホーチミンへ移動。
すると、迎えに来てくれた友人が車の中で「あのね、ホテルなんだけど・・・」と切り出した。
とっさに「予約しておいたホテルが手違いでダメになっちゃって」とか悪い事を言われるのではない
かと身構える。しかし、次に友人の口から出た言葉は「出来たばっかりの“シェラトン・サイゴン”の
無料宿泊券が1泊分あるんだけど泊まる人いないから良かったらどぉ?」という予想外のものだっ
た。あまりにも予想外すぎて、私にとってもの凄いラッキーなお申し出だという事を理解するのに
少し時間が掛かってしまった程だった。だってまさかこんなラッキーが私を待っていようとは!!
「はぁ〜、つらい事のあとには良い事があるものなのね〜♪」
先程までのへこみモードはどこへやら、すっかりルンルン気分
(死語?)で “シェラトン・サイゴン” へと向った。
まずは綺麗なアオザイのお姉さんが入り口を開けてくれる。ピッカ
ピカの寒すぎるロビーではベトナム民族音楽が演奏されていた。
なかなかいい感じである。そして、いよいよ部屋へ。
うわ〜っ、これは凄い!さすができたてだけあって綺麗だし広い!リモコンで開け閉めするカーテン
なんて初めて見た!!「こんなに必要ないだろう」って程のベッドの枕の数にもビックリ!!(こんな
にあったら眠れないよ) もう今日だけは仕事はしないでこの部屋を満喫する事に決めた。
泡風呂にしてゆっくり湯船につかり、バスローブを着てお茶を飲みながら、窓からサイゴンの夜景を
眺めてみる・・・う〜ん、こんなサイゴンでの過ごし方もあるのね〜。本当に友人に感謝である。
すっかり夢見心地な1日が終わったら、またいつものミニホテルに戻り、汗だくで街を歩き周る日々
が私を待っている事は、ほんのひと時忘れよう・・・。

写っていませんがTVも大型ワイド!でした。




バスタブとシャワーブースが別々になっている。
腰のあたり両脇からもシャワーが出るように
なっていて感動!これはイイ!!

窓からはサイゴン川が見えました。
周りはビル街なのであんまり景色は
良くないんですが。




Vol.7 絵付けに挑戦!! (2003.10.13)

今回の買い付けでは、新しいデザインのバッチャン焼きを求めて久しぶりにバッチャン村を訪れた。
バッチャン村は通りを沢山の陶器を積んだ車が行き交っていたりはするものの、ハノイやホーチミン
の街中のような騒がしさはまるで無く、全体的にとってもの〜んびりムードの村だ。お店に入っても
店員さんがいない事もあり、近所の人が「おーい!お客さんきてるよー!」なんて呼んでくれたりする。
こっそり商品を持っていっちゃおうと思えば、簡単に持っていけそうなくらいのおおらかさだ。(勿論そ
んな事してませんよ)
お店の裏側は工房になっているので「見せてもらえますか?」とお願いすると「どうぞどうぞ〜」と女の
子達が一生懸命絵付けをしているところを見学させてくれた。花びらを描く人、つるの部分を描く人な
ど分業になっていてどんどん出来上がっていく。そんな様子をデジカメで撮っていると、彼女達は興味
津々。撮影した写真を見せると、それまではにかんでいた彼女達も何やら声を上げ、その場が一気に
盛り上がった。みんなとっても可愛い。すると、お店の責任者らしき人が「あなたも描いてみますか?」
と言ってきてくれた。「いやいや、そんなー無理無理!!」と最初は断ったものの「いや、待てよ。こん
な体験めったにできないぞ」と思い直し、せっかく言って頂いたのだし、挑戦させてもらう事にした。
見ていると菊の花びらは筆を均等に下ろしていくだけなので、習字をやっていた事もあるしこれなら出
来そうかも。なーんて思ったのだが、いざ筆を持つと手は震えるは、色は綺麗に付かないは・・・。
結局大騒ぎして私が描いたのは見るに耐えないお粗末な花びら2枚であった。ううっ、こんなハズでは。
もう恥ずかしいやら申し訳ないやら。やっぱり見るのとやるのとでは大違いである。でもそんな私の悪
戦苦闘ぶりを見て彼女達は楽しんでくれていたようだったので、まぁ良かったという事にしておこう。
しかし、お店に並んでいる陶器を全てこうやって1つ1つ描いているんだなぁ、と思うと益々バッチャン
焼きが好きになり、あらためて彼女達の職人技に感動してしまったのだった。


黙々と作業に励む

写真は好きみたい♪

挑戦してみたものの・・・





Vol.6 いざ!横断!! (2003.7.18)

ベトナムで道路を横断するのは慣れないととっても怖い。最初はたいていの人がビビルであろう。
私も初めてホーチミンを訪れた時、地元の人がもの凄い数のバイクがドワ〜っと走ってくる中をスイスイ
〜っと横断しているのを目撃し「おいおい、そんな無茶な!」と思ったものである。
信号や横断歩道がある所もあるが、日本に比べるとかなりゆる〜いルールのようで、青だからといって
油断していると平気でビュンビュン走ってきたりするので、安心感はあまり無い。
私は初めのうちは怖さもあって、ちょっとの隙間を狙ってかなり早歩きで横断していた。
しかしある時、横にくっついてきたシクロのおやじに「アブナイヨ〜、モットユックリ!」と注意されてから
地元の人をよく観察してみると、ゆっくりと立ち止まらずに渡っているのに気がついた。
バイクに乗せてもらうと分るのだが、そんなにスピードを出して走っているいる訳ではないので、ゆっくり
歩いていればよけてくれるようなのだ。
逆にあんまり速く歩くとよけるタイミングが計れず、かえって危ないという
事らしい。なので、走って渡るなんてのはもっての他。(だいたいベトナム
の人が走っているところなんて見た事ないし)
まぁ考えてみれば、毎日頻繁に行う事なのに、みんなが一か八か命がけ
な事をしている訳がないもんな。
それが分ってからは「お、これはかなり厳しいなぁ」と思われる道路もチャ
レンジしてみたりして、たいていの道路はスイスイ〜っと横断できるように
なった。しかし、よそ見をしていたり横の人と話をしている人もいるので
「絶対ひくなよ!」というオーラを込め、ドライバーにガンを飛ばしつつ歩く
のを忘れずに。(効果の保証は出来ません)

ここは初心者向け。
さあ、わたってみましょう!



Vol.5 サイゴンの風に吹かれて (2003.3.29)

私が始めてホーチミンを訪れた時、予約したデータム通りのミニホテルから迎えにきてくれたお兄ちゃんが
「私はバイクで来てるんですが、ホテルまでバイクで行きますか?それとも車がいいですか?」
と聞くので、私は迷わず「バイク!!」と答えた。当然車で来てくれるものと思っていたので少しビックリし
たが、バイクの方が断然おもしろそうだと思ったからだ。ベトナムでバイクと言えば『カブ』(日本ではよく配
達に使われているやつです)が主流。私の名前が書かれたボードをお兄ちゃんと私の間に挟み、それをず
り落ちないように支えながらお兄ちゃんの腰につかまると、バイクは街へと走り出した。
街に入ってすぐに、私は自分の選択が正しかったと思った。最初はあまりのバイクの多さや、1台のバイク
に平気で何人も乗っている光景に度肝を抜かれたが、いきなりベトナムの風を直接受けながら、喧騒のホ
ーチミンを体感できるなんて、思ってもいなかったからだ。
「うぉ〜!おもしろい〜!!」
着いた早々バイクの気持ちよさに味をしめてしまった私は、それから移動手段にはたいていバイクタクシー
を使うようになった。
ホーチミンの街を歩いているとうるさい位バイタク兄ちゃん&おっちゃんが声を掛けてくる。乗りたい時はな
るべく気のよさそうな人を選んで「ここから〜までいくら?」と聞いてみると、たいてい2万ドンとかえらい高
い事を言ってくる。「冗談でしょ?それじゃあタクシーの方が安いじゃん!5千ドンでどうよ」そう言うと「そん
なの無理だ!1万ドン!」と返してくる。「それじゃあいいや。バイバイ」そう言って立ち去ると、だいたいの
人が追いかけてきて「OK乗りな〜」となる。

夜もバイクは減らない
暑い夜はぐるぐる回って涼んでいるらしい
でも到着してから「お釣りが無い」と言って結局1万ドン取られたりする事も
あるので、お釣りが必要な時は乗る前に「お釣り持ってる?」と聞くようにし
ている。すると「こいつ分ってるな」という様に苦笑いしながら、素直に回り
の仲間からお釣りを借りたりしてくれておもしろい。毎回同じ事を言わなけ
ればならないのが面倒と言えば面倒だが、アジアでは料金交渉はなんに
でも付き物。慣れてしまえば暑いホーチミンでバイタクはかなり便利でお役
立ち度抜群なのである。
しかし、バイクの後部座席に乗っていてひったくりに合い、落ちて引きずら
れてケガをするという事件は頻繁に発生しているそうなので油断は禁物!
私も気を付けなくちゃ!!





Vol.4 ピチピチの理由? (2003.3.14)

「どうしてお尻の隠れる服ばっかり着てるんですか?」と初めて仕事でベトナムに行った時、ベトナムの
男性に尋ねられた。どうして?と言われても、私はお尻の隠れる丈のゆったりしたスモックにジーンズ等
のパンツを合わせる服装がただ好きなだけなんだけど・・・。そう答えると「お尻が大きいのを隠してるん
だ!」と思いっきり図星を言い当てられてしまった。(案外ズバッと言うんだよな・・・ほっといてくれ!)
しかし、日本では全然注目されるような事ではないのに、なぜそんな事が気になるんだろう?と不思議
に思ったのだが、その後どうして私の服装が気になったのかが分ってきた。

ベトナムに住む日本人の友人と、その彼氏のベトナム人男性と一緒に食事に行った時の事。
友人: 「私もそういうゆったりした服が着たいんだけど、彼が嫌がるんだよねー」
私: 「へっ、何で?」
友人: 「だらしないって・・・」
と言うのである。そして、私が着ているような服を着て街を歩くと、すぐに外国人だとバレてしまうので歩
きにくいそうなのである。
なるほど、よく気を付けて見てみると、ベトナム人女性はやけにピッタリした服を着て
いる人が多い。上も下も、下着の線がくっきり見えている人もいる。しかも、その下着
がかなりキツそうにくい込んでいたりもする。私から見るとそんなにピチピチじゃなくっ
ても・・・と思ってしまうのだが、それが普通のようなのだ。
民族衣装のアオザイにしても、体にピッタリフィットさせて作るので、太ったらまた体
に合わせて新調するそうである。もしかしたら男性の好みに合わせてそうなってしま
ったのだろうか?その理由までははっきり分らないが、私の服装がベトナムの人か
ら見たら『だらしない格好』だという事だけははっきりした。
「ねえねえ、私もこういう服着ていい?」
友人が彼氏にそう尋ねると、彼は私の服を見て思いっきり顔をしかめ、頭を横に振っ
たのであった。なにもそんなに嫌がらなくてもいいじゃん・・・(^_^;)



ブティックのお姉さん。
アオザイがお似合い!



Vol.3 災い転じて福! (2003.3.7)

7時間遅れの午後10時、飛行機はホーチミンに到着した。とりあえず今日のうちに到着できて良かっ
た!しかし、これだけ遅れたら、当然ホテルの迎えは来てくれていないだろう。予約したファングーラオ
通りのミニホテルにピックアップも頼んでおいたのだが、さすがにそれは期待していなかった。空港の
出口を出ると、大勢の出迎えの人達がいたが、やはり予約したホテルの人はいないようだ。思った通
りではあったが、ちょっとガッカリ。仕方ない、タクシーで行くか!と思ったその時「マキさん!」と声を掛
けられた。「あ〜っ!!」なんとそこには、仕事でもお世話になっているベトナム在住の友人がいたの
だった。私と同じ飛行機でやって来た仕事のお客さんを迎えに来ていたそうである。「ホテルの人来て
なかったら一緒に乗っけてってあげるよ」という好意に甘えて便乗させていただく。こんなラッキーな事
があるなんて、ホント人生って捨てたもんじゃない。

友人のお客さんという女性は川越でベトナム雑貨店を経営しているという事で、お友達と二人で来てい
た。まず、ブイヴィエン通りにある彼女達が予約したホテルに向かう。そのホテルは新しく出来たばかり
のようなので、会ったばかりなのに図々しくお願いして部屋を見せてもらうと、もの凄くキレイで居心地
が良さそうだった。「ん〜、私もここにすれば良かった」と思いながら、友人の彼に予約したホテルまで
送ってもらった。
フロントに行くと、カッコは悪くないが調子の良さそうな兄ちゃんが「空港に迎えに行ったのに、会わな
かった?」と言うので「探したけどいなかったよ」と答えると「そりゃおかしいなぁ」とヘラヘラ笑った。私は
その顔を見て、これは絶対ウソだと確信した。直感的にこの兄ちゃんはどうも信用ならない感じだ。
案内された部屋は随分上の方の階で、エレベーターを降りてさらに階段を昇らなければならず、その上
恐ろしく狭かった。私は奮発してスタンダードより1つ上のランクの部屋(それでも16$だが)を予約した
はずなのになんだこりゃ!文句を言うと、ヘラヘラ兄ちゃんは「明日になったらいい部屋に変えるから。
ここは10$でいいよ」と言ったが、そんなんじゃ予約した意味ないじゃないの!だいたいこの部屋に10
$なんて払う気にはとうていなれない!

ホテルから眺めたブイヴィエン通り
イカッた私は「ここに泊まるの止めた!」と言ってそのホテルを出て、さっきの友
人のお客さん達が泊まっているホテルに引き返した。
そのホテルで部屋が空いているか聞くと、1番いい部屋しか空いていないと言う
のでいくらか尋ねると、20$だけど18$でいいと言う。安い部屋が空いたらそち
らに移してくれるというので、ここに泊まる事にした。部屋はダブルベットとシン
グルベットが1つずつ置いてあり、一人じゃ勿体ないほど広かった。こんなにい
い部屋に泊まるつもりはなかったけれど、今日は色々大変だったんだから、ま、
いっか!裸足で歩いても大丈夫な位ピカピカの床に、バスタブ付きの広いバス
ルーム。そして、目の前の通りには朝、昼、晩と色んな屋台がやってきて食事
にも困らず、活気があっておもしろい!こんなにいい所はないぞ!!
ハプニングや思わぬ偶然のお陰で、私は思いがけずホーチミンの定宿を見つけ
る事ができた。まさに「災い転じて福となる」である。昔の人は本当にうまい事を
言うもんだなぁ。




Vol.2 雪は降る・・・ (2003.2.27)

2002年12月9日A.M5:15、「行ってきま〜す」と玄関を開けると、な、な、なんと、雪がしんしんと降り積
もっているではないか!よりにもよってホーチミン買い付け旅出発の日が、関東地方大雪の日にぶち
あたってしまうとは・・・。

「ベトナムどころか成田にさえたどり着けなかったらどうしよう・・・」と心配したが、リムジンは何の問題
もなく成田へ到着。ベトナム航空の搭乗時間も、なぜか10分早くなり「な〜んだ、大丈夫なんじゃな〜
い」と一安心。しかし、搭乗後すぐに「1時間半の遅れを予定しております」というアナウンスが入る。
A.M11:00出発予定だったが「まぁ、その位は仕方ないわよね」と納得し、おとなしく待っていた。が、そ
の1時間半を過ぎても全然飛び立つ気配なし。どういう状況なのかアナウンスもなし。前方のスクリー
ンでは離陸後に上映される予定だったヒュー・グラント主演の「アバウト・ア・ボーイ」が上映され始めた。
という事は、これが終わるまでは離陸しないって事?しょうがないから映画でも観て気を紛らわそうと思
っても、ちっとも集中できず、外を見るとますます雪は強くなっているようだった。
映画も終了し、もうどうしようもない空腹感に襲われ始めたP.M3:00頃、それを察したかのように機内
食が配られ始めた。「良かったー」と思う反面「コレを今食べてしまったら離陸後は食事ないんじゃない
の?あ、それとも食べ終わったら『今日は飛びません』って降ろされちゃうのかなぁ?」という不安で一
杯になってしまった。イライラして怒りを口にするおじさん&おばさんも当然出てきて、機内に一人乗っ
ていた、とってもキレイな日本人のスチュワーデスさんが皆の質問攻めに合っている。その話によると
「飛行機に付いた雪を落とす除雪車が1台しかなく、その順番を待っているんです。私共といたしまして
も、飛び立つ方向で準備しているんですが・・・」という事であった。
こんな大きな空港で除雪車が1台しかないなんて信じられない!昨日から雪が降る事は天気予報でも
言ってたんだから、頼むよ成田空港・・・。
しかも、外を見ていると、日系の飛行機なんかは次々飛んでいるようなの
である。ひょっとして「ベトナム航空」だから後回しなワケ?出発していく
飛行機を恨めしく眺めながら悶々と時は過ぎ、P.M5:00頃、やっと「除雪車
の順番が、あと2番目でございます。なお、作業は30分かかります」という
アナウンスが入った。機内一同安堵のため息(~o~;)。
という事で、結局出発出来たのはP.M6:00。7時間カンズメはさすがにキツ
かった。本当だったらもうとっくにホーチミンに到着している時間である。
ちなみに、離陸後の機内食にはサンドイッチが出た。(無いよりは良い)
それにしても7時間カンズメの後に「それでは6時間の空の旅、ごゆっくりおくつろぎ下さいませ」ってアナ
ウンスはどうなの?
Vol.3につづく・・・



Vol.1 ベトナム「女ののど自慢」 (2003.2.18)

屋台でご飯を食べていたりすると、サングラス屋だのライター屋だの宝くじ屋だのがとっかえひっかえや
ってきてかなりうるさいのだが、昨年の12月に出会ったこの母娘に比べたら、そんなのはまだまだ序の
口だったのだと気付かされた。

朝食を屋台で食べていた時、目の見えない(フリだけかもしれないが)母親らしき女性をその娘らしき
女の子が手を引いてやってきた。なんとなーく見ていると隣のテーブルの前で足を止め、小さなスピー
カーを地面に置いたかと思うと、マイクを握り締め、いきなり母親が歌いだすではないか!歌の内容は
分らないが、多分「私はこんなに不幸ですぅ〜」というような歌詞なのではないかと推測する。それも歌
というより「ウゥ〜アァ〜」という「うなり節」の上、かなりの大音響なので、朝の爽やかな空気を台無し
にされ不快な事この上ないのである。もしかしたら、あんまり不快だから「早くあっちに行ってくれ!」と
いうのでお金をだす人がいるのかもしれない。それが狙いなのか?
よく分からないが、娘の方もニコリともせずに「金くれ!」と手を差し出しているのがこれまた凄い!!
なんで頼んでもいない「女ののど自慢」に金を出さねばならないのだろうか?そしてお金をもらおうとい
うのにどうしてこの娘はこんなに態度がデカイのだ?
あっけにとられて眺めていると、隣のテーブルでお金をもらえなかった二人は今度はこちらのテーブル
にやってきて同じようにスピーカーを地面に置くと再び歌いだしてしまった。もう私はおかしくておかしく
て、もの凄ーく写真を撮りたかったのだが、写真を撮ったらお金を払わなければならないので我慢した。
どうしてもこの「歌の押し売り」にお金を払う気にはなれなかったのだ。(今になってみるとお金を払って
でも写真を撮っておけば良かったと少し後悔しているが・・・)
相変わらず無愛想に「金くれ!」と手を差し出していた娘も脈がないと
察すると案外あっさりあきらめ、また他のターゲットを求めて二人は去っ
ていった。なんとたくましい!!
仕事にしようと思えば何でも仕事になってしまうんだなぁ。このパワーは
最近の日本人も見習うべき所が多いと思うが、しかしあんなんで生計成
り立つんだろか?

(という訳でこの母娘の写真はないので、変わりにブィヴィエン通りで見
掛けた結婚式前の親族の行列。屋台での食事時はベトナムの日常や
習慣を垣間見る絶好のチャンスなのだ!)





ホームへ