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初めて読まれる方はVol.6 マイペンライな休日(サムイで待ち合わせ編)からどうぞ!
Vol.7 マイペンライな休日(サムイでバイク編) 〜タイ・サムイ島〜 の巻
| 最初はコワゴワ乗っていたカブだったが、確かに少し走ってみるとすぐ に危な気なく乗れる様になった。免許証もヘルメットもいらず簡単にバ イクを貸してくれたのにはビックリしたが、ここではそういうルールは無 いと見え、ヘルメットを被っている人など一人も見掛けない。道路はず ーっと一本道で信号も交差点も無く、交通規則を気にする必要はない ので、注意しなければならないのは後ろから追い越してくる車をよけ る時ぐらいだ。五分位走ると、ビーチから五十メートル程沖に、高さ五 メートルはありそうな金色の仏像が見えてきた。一旦カブを止め、そ のビッグブッダをバックに写真を撮る。青い空と美しい海に囲まれたビ ッグブッダは、どこかリラックスしているように見えた。 |
![]() ビックブッダもリラックス |
| 再び走り出し四十分程走ると、初めて街らしい開けた通りに出た。レストランや土産物を売る店などが 建ち並び賑わっている。ここがナ・トゥン・タウンというこの島一の繁華街の様だ。初めてのバイクで緊 張したせいか少し疲れたので、カフェで一休みする事にした。廣井とえっちゃんはフルーツと氷をミキサ ーにかけたフローズンジュースを注文したが、私とたぬきは水あたりを用心してビンのコーラにしておい た。廣井につられてか、マイペンライぶりを発揮し、おいしそうにフローズンジュースを飲み干したえっち ゃんだったが、その後やっぱり少しお腹をこわしてしまった。(水と氷はどこへ行っても気を付けなくちゃ いけません!) |
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![]() ナ・トゥン・タウン |
その後は左手に椰子の木が生い茂り、右手には海が広がる“絶景ロ |
| 廣井を先頭に、えっちゃん、私、たぬきの順に走っていたのだが、もう少しでチャウエンビーチという頃、 舗装されていない道路は長いゆるやかな下り坂になった。そしてその坂を下りきった所で、道は右に 急カーブしていたので、私は前の二人に習ってスピードを徐々に落とし、そのカーブをゆっくり曲がった。 そして、また加速しだしたその時 「きゃあぁっ!!!!」 という悲鳴が後ろから聞こえたのだ!バックミラーを覗くと土煙がモクモクと立ちのぼっていて何も見え ない。あわててブレーキをかけ振り向くと、ありゃりゃ、たぬきが思いっきりコケているではないか!! 「やっちゃったか・・・」 正直なところ走る前から「もし誰かコケるならたぬきだろう」と予想はしていたのだが、ここまですんなり きていたのでもう大丈夫と思っていたのに、やっぱり期待を裏切らず見事やってくれたか。 しかし、骨でも折れていたら一大事である。呑気にマイペンライなんて言っているどころではない。 急いでたぬきのもとへ行くと、ひじと膝からダラ〜っとかなり出血していた。 |
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| 「大丈夫?起き上がれる?」 「ふえ〜〜ん!!」 たぬきは情けない声を出しつつもすぐに立ち上がったので、とりあえ ずホッとした。廣井とえっちゃんもあわてて戻ってきた。 「どうしちゃったのよ?」と尋ねると 「う〜ん。頭ではブレーキ掛けようと思ってたんだけど、なんかアクセ ル回しちゃって・・・」 とたぬきは自分でも解せないといった様にしきりに首をかしげてみせ た。自分ではよく分かっていない様だが「どうしてそれを間違えるか なぁ?」という事を間違えてしまうのが『たぬき』なのである。 今だに“モンブラン”と“モランボン”を間違える人だからなぁ・・・。 |
![]() コケる前の元気なたぬき(右)とえっちゃん(左) |
| 気付くとその騒ぎに近所の地元の人々がワイワイ出てきて私達をとり囲んでいた。しきりに「大丈夫か? (と言っているのだと思う)」と声を掛けてくれている。その優しさに感激しながらも、傷の痛さとコケた恥 ずかしさで一刻も早くその場から立ち去りたかったのであろうたぬきは「大丈夫、大丈夫!!」と人々に こわばった笑顔をふりまきながら、再びバイクにまたがった。あ〜、良かった良かった!! しかし、何事もなくすめばアクシデントはすべていいネタである。たぬきはその後、何人もの友人達から 「サムイでバイク乗ってコケたんだってねー!」と言われるハメになったのは言うまでもない。 |